アベイル新聞vol.1 匠としてのこだわりをインタビュー

信
取締役 荻野 友春

プロジェクトマネージメントの現場

荻野さんの匠としてのこだわりについて、ご経験やお考えを伺えますか。

荻野:システム開発のうえで、常に心がけていることは、予算、品質、納期のバランスを高いレベルで保つことですね。複雑なプロジェクトでは、あらかじめ工数を正確に読むことが困難なケースもありますし、プロジェクトの初期段階で確定出来なかった要求への対応も必要になって、プロジェクト全体がおしてくる、なんてことがよくあります。
しかし、開発の現場は常に忙しい。残業続きで現場も疲弊してくるし、情報共有もままならない、ということも起きかねない。

でも、納期が迫っているからといって、そこにどんどん人材をつぎ込んでいくと、当然のことですが、コストが膨らんでしまいます。

納期だけを取れば、コストが膨らむし、コストを取れば、納期や品質の問題が・・・ということですね。

荻野:はい。そのバランスをいかにとっていくか、ということが大事なんですね。そういうときは、そもそもシステムを使って何を実現したいのか、ある機能を作り込むために必要な時間とその結果ユーザーが受けられるメリットの度合い、といった視点から優先事項を整理していきます。
同時に、汎用性(メンテナンス性)、堅牢性、ユーザービリティの高いシステムを目指すことも非常に大事だ、と考えています。
どうしても、システムは作っておしまい、というわけにはいかないんですよね。不具合の修正や、新たな要求への対応が必要になってくる。システム稼働後も、改善やメンテナンスを繰り返すことになるんですよ。

なるほど。

荻野:そこで、大切なのが、作ったシステムを実際に使うのは、誰なのか、という視点なんです。それを常に念頭に置いて判断をしています。

これまでで、困難だった場面はどのように乗り切って来られたのでしょうか。

荻野: スケジュールの押しているプロジェクトで、このまま行くと寝ないで作業をしてもとても納期までに間に合わない状況、客先からは損害賠償・・という話も出てきてしまっている、ということがありました。

辛い局面ですね。

荻野: 何とかしなればという思いで頑張ってみたものの、先が見ない日が続き、精神的にも追い詰められていきました。もう自分一人では解決できないと考え、社長に相談してみたところ、「精一杯努力したのであればどのような結果が出ても気にするな。」と言われ、途端に肩の力が抜けました。良い意味で開き直ることができ、結果的に納期に間に合わせることができました。最も期日までの数週間は会社に泊まり込みで作業を行い、納品日当日も徹夜明けで、社長に車を運転してもらって客先に向かいました。

小谷社長とは、そういった苦労も供にされてきたわけですね。

荻野: 技術的なトラブルに見舞われたときも、論理的な手法で解決できなければ、あえてアナログ的な手法で対応してみることも大事です。物事を色々な角度で見ることによって見落としていたことが見つかったり、解決策が見つからず煮詰まっている時でも、一晩置いてみると翌日新たな発想が出たりすることが良くあります。また、1人で解決できないこともチームで対応することで解決に至ることもあります。
とにかく「乗り越えられない壁はない」と信じて問題解決にあたること、そうすれば必ず道は開けます。

荻野さんのアベイル入社のきっかけは、何だったのでしょう。

荻野: 大きな組織の歯車としてシステム開発を行うのではなく自ら、要件定義~設計~開発~テスト~納品までを行う、というやり方に魅力を感じていました。そのような進め方が可能でかつ適切な評価を受けられるシステム開発会社を探していたところ、アベイルに出会いました。

インタビュー後のQ&A

Q:質問

小谷社長の良い所は?

A:回答

営業力の強さ。  物事を前向きに考えるところと周囲への気配り。  常にファッション業界の発展を考えているところ。

Q:質問

今後、ご自身のやりたいことは?

A:回答

高機能・高品質のアプリケーションを早く安くお客様に提供できる 開発体制の構築とプログラム資産作り。 社内のメンバーが働きがいのある環境を提供していくこと。

荻野 友春

  • 1987年3月 東京電機大学 工学部電気通信工学科卒
  • 1983年4月~1987年10月:多摩川電気株式会社
  • 主に社内のOA化推進に従事。電気工事従事者の資格管理や売掛管理システムを開発
  • 1987年11月~1991年3月:株式会社鳥羽洋行
  • 機械系総合商社の一部門として計測・制御システムの開発に従事。自動車部品メーカの性能試験機などを開発
  • 1991年4月:株式会社アベイル入社
  • アパレル生産管理システムに携わる前は、10年以上に渡って計測・制御系システムの開発に従事。システムパフォーマンスや外部連携における問題など、 テクニカルな要素の強いトラブルを数多く経験し解決してきた。
  • また、プログラミングだけでなくシステム開発において重要な要素であるハードウェア、OS、ネットワークといったインフラ面の知識にも精通している。