アパレルECに革命!?VStitcherが現場にもたらす5つのメリット【VStitcher × アパレルEC②】
- 3D担当
- 5月7日
- 読了時間: 4分

はじめに
前回の記事では、VStitcherというアパレル3Dシミュレーションツールに
ついての基本をざっくりご紹介しました。
「なんかすごそうだけど、うちのEC業務で本当に使えるの??」
「便利そうだけど、デザイナーじゃない自分にも関係あるの??」
なんてご意見をいただくこと、実は多いんです。
私自身も最初は「それってパタンナーとかデザイナー向けでしょ??」
って思ってました。
でも、実はVStitcherって、EC担当者の日々の悩みに刺さる場面が
めちゃくちゃ多いんです。
たとえば、
撮影リソースが足りない。。。
商品がまだ届かないのにLPの締切が。。。
カラバリは多いけど、全部撮るのは無理!
こういう現場で起きがちなモヤモヤ、3Dを取り入れることで、
実はかなり解消できちゃうんです。
今回は、そんなEC担当者目線で見た、
「VStitcherの導入で得られるリアルなメリット」を5つに分けて、
わかりやすくご紹介していきます!
VStitcherがもたらす、5つのメリット
撮影コストの削減
VStitcherにはレンダリング機能という、
3Dを画像や動画に書き出す機能があります。
この機能を使えば、さまざまな角度やポーズ、
ライティングの設定をして気軽にたくさんの商品画像を
作成することが可能です。
たとえば、5色展開のアイテムがあって、
撮影できたのはモデルさん着用のベージュだけ。
他のカラーは「スウォッチ」と「合成」でなんとか対応。。。
→VStitcherを使えば、他のカラーを同じポーズ・角度で3D書き出しできる!
モデルの再手配・再撮影が不要に!
→「今まで5色撮るのに丸一日かかっていたのが、半日で終わった」


リードタイムの短縮
3Dを使えば、実物サンプルの完成を待たずにページ素材を準備できます。
「販売前の商品」を早期にSNSや予約ページで掲載できるので、
商品開発→撮影→販売の流れをスピードアップできますよ。
たとえば、サンプルがまだ届いてないけど、
予約販売ページを作りたい!
そんな時は、パターン情報と素材情報だけ先にもらい、
VStitcherで3D画像化→予約ページ公開へ!なんてこともできちゃいます。
予約数が多ければ生産数の目安にもなりますし、
在庫リスクを減らすことにも繋がります!
展示会前に商品全数のサンプルが揃わない。。
そんな時も、VStitcherで主力アイテムの3Dルックを先に作って、
PDFで資料化することもできちゃいます。
表現力アップでCV率向上に貢献
前回の記事でもご紹介したように、
3Dでも十分な素材感やシルエット、着用感の表現ができます。
モデル(アバター)のポーズや角度、
ライティングなども自由に調整できます。
たとえば、実写画像が
「平置き」+「モデル着用の正面1枚だけ」
しか用意できなかった場合、3Dを使えば、、
後ろ姿、斜め、歩いたときのポーズで揺れ感や落ち感も出せますよ!
画像のような、スカートだと特に効果的です。

返品リスクの軽減
「思ったよりも丈が短かった」
「ツルツルしたプリントだと思ってた」
→こうしたギャップを3Dで見せることで事前に解消できます。
他にも、身長の違うモデル(アバター)に着せた画像も作成可能です。
商品ページに「低身長さんver」も載せてCV率アップも狙えます。


VStitcherの3D画像で着たときのリアルを伝えることで、
返品率が高い「イメージ違い」を減せる可能性があります!
返品率、1~2%でも減ると全然違いますよね。
社内外の連携がスムーズに
デザイン・EC・MD間の共有資料に3D画像を活用すれば、
海外工場や取引先にも、完成イメージが伝わりやすいです。
企画プレゼンや展示会資料にも活用できますよ!
たとえば、企画中のアイテムで
「スカートの丈を3cm詰めたらどうなる??」
みたいな意見が出た時もVStitcherですぐに調整して確認できます。
時間もロスもゼロに!


他にも、海外工場とのすれ違いを防ぐのにも役に立ちます。
「こんなシルエットじゃなかったはず。。」
という認識のズレってよくありますよね??
完成イメージとして、3D画像を事前に送っておくことで、
意思疎通がグッと正確になりますよ。
サンプルの再制作もなくなって、コストと納期に差が出ます!
まとめ
「3Dってデザイナーのためのツールでしょ??」
そう思っていた方にこそ、
VStitcherの業務効率化ツールとしての使い方を
知っていただけたらと思います。
撮影の手間を減らして、商品の魅力をもっと伝えて、
チームの連携もスムーズに。
VStitcherは、EC現場にとっても頼もしい味方になりますよ!
次回は、実際にどうやって業務に取り込んでいけるのか??
導入・運用面のポイントを深堀りしていきます。
それでは、次回もお楽しみに~
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