撮影もサンプルも減らせる!?3Dが変えるアパレルEC運営の新常識【VStitcher×アパレルEC①】
- 3D担当
- 4月30日
- 読了時間: 5分

はじめに
アパレルECの仕事って、華やかに見えて、実は裏で地味な試行錯誤の連続ですよね。
商品が届いたらすぐに撮影。
モデル・カメラマン・スタジオの調整に追われて、「撮影は午前中に終わらせて、
午後からは画像加工とページ作成・・・!」なんて、いつも時間との戦い。
さらに商品によっては、撮影に適した時期を逃してしまうと掲載すら
難しくなってしまうことも。
そして、たとえ頑張って作った商品ページでも、
「実物と色味が違った」「着た感じがイメージと違う」
そんな理由で返品が発生すると、やりきれない気持ちになったりしますよね。
今回の記事では、そんなアパレルEC担当者の方々に向けて、
実物がなくても、着たときのイメージを伝えられるツール「VStitcher」をご紹介します!
一見、デザイナー向けの専門ツールに見えるかもしれませんが、
実はEC担当者の「見せ方」を大きく変えてくれる可能性を秘めた、頼りになるツールです。
コスト削減・時短・返品リスクの軽減。。。
数字にも現れる、現場に効くメリットがたくさん。
この記事では、VStitcherがどんなツールで、なぜ今アパレルECにとって
注目されているのか、やさしく解説していきます。
EC業務の課題
アパレルECの仕事って、「見せ方との戦い」ですよね。
撮影スケジュールの調整に追われ、モデルさんの確保がギリギリ、
商品が届かないから撮影できない、色違いの画像は泣く泣くスウォッチ対応。。。
しかも、撮影にコストも時間もかかる割に、
「着たときの感じがわからない」
と言われて返品されることも。
実物がないと商品ページは作れない。
すべて撮影しないと、色展開も伝わらない。
それって、本当に当たり前でしょうか??
実物が届く前に、モデル撮影なしで、商品ページに使える画像や動画が作れてしまう
そんなツールを今回はご紹介します。
その名も「VStitcher」もともとはデザイナー向けの3Dソフトですが、
最近はアパレルECの現場でも活用が進んでいる注目ツールです!
VStitcherは決して、デザイナーだけのツールではありません!
EC担当の方にこそ、読んでいただきたい。。。!
VStitcherがECの現場でどんな風に役に立つのかを、解説していきます。
VStitcherって何???
概要
VStitcherはシンガポールの「BrowzWear(ブラウズウェア)」社が開発した、
アパレル向け3Dシミュレーションソフトです。
詳しくはこちらもご覧ください。

リアルな3D衣服が作れる!
2Dパターンを読み込んで、リアルな3D衣服が作れます。

仮想モデル(アバター)に着用させて、角度やポーズ、体型や姿勢も
自由自在に変えられます。

画像、動画、回転GIFも作れる!
画像はもちろん、動画や回転GIFなどの多彩な素材を書き出すこともできます。


色展開も簡単に作れる!
色展開作成機能もあるので、簡単に複数色展開を作ることができます!


EC担当者の使い方&メリット
撮影コストがグンと減る
3Dで画像を書き出すことで、モデルもカメラも不要です!
単品アイテム・ボトムス・色展開などは3Dだけで対応するのも良いでしょう。
一部実写の画像(メインイメージ)+3D(単品や色展開など)の
ハイブリット運用がおすすめです!
リードタイムの短縮
3Dであれば、サンプルが完成する前に、販売ページやSNS投稿素材が作れます。
応用すれば、展示会や社内レビューも3Dを活用することで前倒しすることもできますよ!
他にも、生産前に3D画像を使えば予約販売や事前受注生産にも対応可能になります。

返品リスクの軽減
でも3Dは実物には敵わないんじゃ。。。
そんなことはありません!
十分に素材感やドレープ感、着用イメージを伝えることができますよ。
特にスマホなどの小さい画面では3D画像でも十分に伝えることができます。

以前の記事でも紹介したプリントTシャツです。
アップの素材画像、どっちが本物で3Dかわかりますか??

3Dでしっかり素材感や着用感を伝えることで、
「思ってたのと違う」のような返品を避けることができます。
お客様の「わからない」を3Dで可視化する力があります。
どんな人が使っているの??
先程もお伝えしたように、メインはアパレルデザイナー向けのツールとして
運用されている場合が多いですが、決してデザイナーだけのツールではありません。
VStitcherはまだまだたくさんの機能があり、アパレルに関わる多くの人が
使うことができるツールです!
デザイナー デザイン確認・修正を効率化
EC担当 素材作成・販促素材づくり・ページ作成
マーケ・PR 先行プロモーションに活用
MD 商品構成・ライン検討時のビジュアル化
まとめ
VStitcherはデザイナーだけのツールではなく、
EC運営のスピードとコストに効くツールなんです!
次回は、実際にVStitcherを使ってみたらどんなメリットがあったのを?を、
もっと深堀りしていきますよ~
VStitcherについての詳細は、弊社ホームページもご覧ください。
ご不明点などありましたら、お問い合わせもお待ちしております。
それでは、次回もお楽しみに~
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