コラム

【3D活用法】そもそも3Dって何??生地編【第4回】

こんにちは!アベイルの3D担当です!


今回は前回前々回でお話した『3Dシミュレーションに必要な情報』の一つの生地について書いていこうと思います。


ライブラリー生地





まずはBrowzWearライブラリーにあらかじめ登録されているアセット(素材)から好きな種類の生地をダウンロードして使うことができます。
登録されている生地は100種類以上
ニットやデニム、シフォン生地のような透け感のある生地など、様々な種類の生地がライブラリーにあり、追加料金無しで自由に使うことができますよ!


実際の生地を3D化


もちろん実際に存在する生地を3D化することも可能です!
3Dの生地は、柄や織模様などの見た目(テクスチャ)と、厚みや柔らかさや伸びやすさなどの物理データ2つのデータを取得する必要があります。





見た目(テクスチャ)はスキャナーを使って簡単に取得することができます。



スキャナー例


スキャナーがなくても、スマホのカメラで生地をいろんな角度から撮影してAdobe Substanceなどのテクスチャ編集ソフトで作成することもできます。


物理データはファブリックアナライザーというマシンで計測します!



ファブリックアナライザー



縦、横、バイヤスの3種類の地の目生地を用意します。


写真のように生地をカットしてマシンにセットして測定します。
だいたい1つの生地を測定するのに20~30分くらいで完了します。


テクスチャと物理データは一度取得してしまえば、使いまわしたりデータなので保存もとっても簡単です!


生地以外の付属品


ファスナーやボタンなどの付属品も先程説明したBrowzWearライブラリーから自由に使用することができます!
ライブラリーにはYKKのファスナーやスナップボタン、ドローコードなどがあるので、3Dデータを用意しなくても大丈夫です。





もちろん前回のアバターでもあったように、3Dデータを用意して付属として使用することもできますよ。


今回で『3Dシミュレーションに必要な情報』については以上となります。
他にも追加情報があれば発信していきます。
より詳しい情報はこちらまで!


ではまた次回!