3Dで現場とECをつなぐ 既存ユニフォームを活かす新しい視点【VStitcher × アパレルユニフォーム②】
- 3D担当

- 7月23日
- 読了時間: 5分
更新日:7月30日

はじめに
刷新だけが3Dじゃない
ユニフォームにアパレル3Dを使うと聞いて、
「うちは新しい制服をつくる予定はないし。。。」
と思った方もいるかもしれません。
でも実は、今すでに使っているユニフォームを3D化することにも、
たくさんのメリットがあるんです。
例えばこんな場面で、
実物が手元にないけど、仕様を説明したい
現場から改善点を聞きたいけど、うまく伝わらない
ECサイトや購入ページでもっとイメージが伝わるようにしたい
今回は「既存アイテムの3D化」が社内・現場・ECで
どんな風に役立つのかを紹介します。
こんな方におすすめ!
ユニフォームの企画・営業
社内EC運用者
現場のフィードバック収集に困っている方
現場とのコミュニケーションがスムーズに
例えば、医療や接客、工場、物流など。。。
ユニフォームを着る「現場の声」を集めたいと思っていても、
口頭だけではイメージのズレが起きがちです。
VStitcherのようなアパレル3Dツールで、3D化されたユニフォームがあれば、
「ここのポケット、もう少し上がいい」
「ボタンあきではなく、ファスナーあきにしてほしい」
などの声を、画像や角度別ビューを見ながら収集できるんです。
特にフィードバックが得にくい
「既存のまま着ている人たち」の声を、
可視化で引き出すのはとても効果的です。
3D共有ツールStyleZoneを使ったフィードバック例
VStitcherで作成した3Dをネット経由で共有するサービスがあります。
それがStyleZoneです。
サンプルページはこちら。
StyleZoneを使えば、ブラウザから3Dデータを確認できるので、
VStitcherライセンスがなくても、スマホやタブレットからでも、
3Dデータを手軽に確認することができます!
コメントを残すこともできるので、
現場の方々向けに共有リンクを送って、直接コメントしてもらって
フィードバックを送ってもらう、なんてことも可能です。
提案資料・営業資料にもそのまま使える
3Dでつくったユニフォームの画像は、
社内会議の説明用
リニューアル提案資料
営業プレゼン用の「完成イメージ」
として、そのまま使えます。
写真と違って、背景の統一感があり
色・形・サイズ感がわかる
配色パターンやバリエーションも確認できる
という点で、カタログや見積もり資料の精度がぐっと上がります!
StyleZoneで見せる提案・営業
資料の中にハイパーリンクでStyleZoneページを貼っておけば、
すぐに3Dデータを見せることも可能です。
色展開データを登録しておけば、
各色をすぐに確認できますよ。
各色実サンプルをつくる前に、事前に3Dでつくっておけば
多くの色展開から実際に生産する色を選定することにも活用できます。

ECでの制服選びも変わる
最近では、以下のようなニーズが増えています。
社内ポータルから制服購入(部署別発注)
支店・グループ企業向けの統一ユニフォーム販売
小規模チーム・委託先への支給分をECで手配
こうしたときに、3D画像を使えば。。。
商品ページに正面・横・背面の視点を追加できる
「この色・このラインでどんな印象か」一目で伝わる
サイズ違いや体型別での比較も表示可能(XS~LL)など
結果として、選び間違いや不安を減らせて、
問い合わせ対応の手間も削減できます!
制服は「数年着る」「個人が選ぶケースが少ない」からこそ、
事前にイメージできることの安心感が大きいのです。
ECサイトからStyleZoneへの誘導
StyleZoneでは、色展開やデザイン違いなど
多くのバリエーションをアップロードすることができます。
例えば、ECサイトでは実際のモデルさんが着用した画像を掲載して、
StyleZoneリンクを商品ページに貼って、他の色展開やデザインは
そちらから確認してもらう、ということも可能です。


EC活用の記事でも紹介しましたが、実際の撮影は最低限にして、
バリエーションは3Dで見せるというような活用にはうってつけです。
小さく始めるなら「今ある定番アイテム」から
「じゃあどれから始める?」となったら、
まずは今使っている定番アイテムのうち、
よく話題になる1型から試してみましょう。
型紙(パターンデータ)や仕様書があれば、再現しやすいですよ。
サンプルを新しく作る必要もなく、コストが抑えられる
その3Dモデルを使って、社内・現場・ECで横展開が可能
必要なものは、CADデータ or パターン情報 + 素材の情報(色や質感)、
最低限マスターサイズのヌード寸法だけ。
VStitcherなら比較的少ない工数で完成までいけます。
まずは導入前にお試しで、3Dサンプルをお作りすることも可能です。
詳しくはこちらをご確認ください。
まとめ
「見える」ことは、安心につながる
ユニフォームは変えないからこそ、
変えるときには慎重にしたい。
でも、3Dを使えばその準備や社内共有も驚くほどスムーズになります。
写真よりも伝わる資料づくり
現場の声を引き出すための見せる素材
ECで迷わず選べる視覚サポート
どれも、難しいことではなく
「ちょっと便利にする」小さなアイデアです。
次回予告
次回は、いよいよユニフォーム特有の要素
「サイズ展開」「機能表現」「性別対応」を
3Dでどう扱えるか、その実践方法を紹介します!
それでは、また次回~

コメント