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VStitcher × AIで靴下デザイン!【AIデザインの量産アイデアを考える③】

  • 執筆者の写真: 3D担当
    3D担当
  • 5 日前
  • 読了時間: 7分



はじめに

こんにちは!

前回の記事では、VStitcherを使って靴下の3Dシミュレーションをやってみました。

今回は、VStitcherとIllustratorの両方を使って、靴下の柄の量産アイデアを考えてみようと思います!


前回作った靴下の3D画像
前回作った靴下の3D画像

前回作ったデザインから、一体いくつのバリエーションが作れるでしょうか??

デザイン経験がなくても、AIツールと3Dシミュレーションがあれば簡単に靴下コレクションが作れるので、ご紹介していきます!


今回の目標

  • 色を変えたり、柄を少し調整してデザイン展開を作る。

  • スポーティやカジュアルなど、ターゲット別にデザインを考える。

  • 3Dで並べて、商品カタログのような画像を作成。


 

目次

 

色違い・柄違いを作ってみる

色違いをVStitcherで作ってみる

まずは、色違いを作ってみます。色の変更だけなら、前回でもやったようにVStitcherだけでも完結できます!

その前に、VStitcherの色展開機能を使って各色毎に整理していきます。VStitcher画面左上の「ホーム」をクリックして、ワークスペースを「配色」に切り替えます。



切り替えると、現在の色展開が表示されます。まだ1つしかありませんね。

画面やや左上の「複製」をクリックして、色展開をコピペして増やします。



複製すると全く同じ色展開がもう一つ追加されました。

これをいじって新しい色展開を作りますよ~



追加された色展開のグループのアイコンをクリックして、右側に表示される「素材編集」の鉛筆マークをクリックします。


ついでに画面中央上の「3D画面」で3D画面も表示させると変化を確認しやすいですよ。
ついでに画面中央上の「3D画面」で3D画面も表示させると変化を確認しやすいですよ。

すると、前回と同じ様に右側にグループの中身が表示されるので色の変更をやっていきます。



現在の色は、くすみカラーでカジュアルな感じなので、あと2色くらい作ってみます。


赤と黒でちょっとスポーティな感じに
赤と黒でちょっとスポーティな感じに

ネオンカラーでストリート系に
ネオンカラーでストリート系に

作った色展開の名前の部分をダブルクリックすると、名前が変更できます。

わかりやすい名前にしておきましょう。



柄違いをIllustratorで作ってみる

次は柄違いを作っていきましょう。

前々回、Illustratorで作ったファイルを開いて元のデザインを変更します。


生成パターンのウィンドウがなければ、ウインドウから呼び出します。

また適当な正方形を作って、前々回に生成した候補からパターンを選びます。


1つ目は最初とは別な水玉にします~
1つ目は最初とは別な水玉にします~

2つ目は幾何学模様
2つ目は幾何学模様
3つ目はボーダー模様
3つ目はボーダー模様

ちなみに生成パターンのウィンドウのパレットアイコンから、カラーに関する設定ができます。

カラー数を少なめにしておくと、VStitcherで色を変更するときにわかりやすいですよ。


正直、最初の水玉カラー数多くて色変更大変でした笑
正直、最初の水玉カラー数多くて色変更大変でした笑

柄が決まったら、前々回同様にアセット書き出ししましょう。



書き出しができたら、VStitcherに戻って追加します。

色展開画面のまま、複製してプラスアイコンから書き出したSVGファイルを取り込みます。



追加した柄を、お隣のグループにドラッグ・アンド・ドロップして追加します。



グループできたら、先ほどと同じ様に鉛筆アイコンから素材編集に入ります。


グループから、元の水玉柄を選んで削除します。



追加した柄を選んで、「下の生地のテクスチャーマップを使用」にチェックを入れればOKです!



これを繰り返して、Illustratorで新しく作った柄を色展開に追加しましょう~


カラー数を絞ったことで、最初の水玉よりスッキリしました。緑枠が各色展開で使用中の色の一覧です。
カラー数を絞ったことで、最初の水玉よりスッキリしました。緑枠が各色展開で使用中の色の一覧です。
 

ターゲット別のデザインを考えてみる

大元のデザインをある程度作ったので、次にターゲット別にこれらのデザインを展開していきましょう!


スポーツ向けのデザイン

まずは、ジムやランニングで使えそうなスポーツ向けのデザインを考えてみます。

さっき追加したボーダー模様なんかが良さそうですね。


素材編集から、サイズを200%にしてみたり。。



色を赤と黒に変更したり。。



柄を使わないで、もっとシンプルに履き口に二本のラインを入れてみるのもいいかもしれませんね。ちょっとやってみます。


色展開を複製したら、柄を削除します。



無地の靴下になるので、そうしたら画面右上の配色ワークスペースからホームへ切り替えます。



ホームに切り替わったら、履き口の線を選んで、画面右側の「平行線作成」をクリックします。

間隔を-10mm、本数を4本にして、適用をクリック。


履き口から10mm離れたところに4本の線が10mm間隔で引けました。
履き口から10mm離れたところに4本の線が10mm間隔で引けました。

追加した線をShiftキーを押しながら、4本まとめて選択して、画面右の「切替線」にチェックを入れます。


切替線にチェックが入ると、2D画面の線が破線になりますよ。
切替線にチェックが入ると、2D画面の線が破線になりますよ。

画面左のマテリアルタブから、使用していない生地にマウスを近づけてカラーチップをクリックしてお好みの色に変更します。


生地が他にない場合は、使用中の生地を複製してください。
生地が他にない場合は、使用中の生地を複製してください。

画面上からアサインツールに切り替えて、色を変更して生地を選びます。先ほど切替線にした線の間をクリックして、二本線に着色します。



画像ではわかりにくですが、選択ツールに持ち替えて切替線を移動すれば、線の太さを変えられます。

3Dでの見え方を確認しながら、二本線の太さを変えてみると変化が出ますね。



カジュアル向けのデザイン

次にカジュアルデザインを作っていきます。

カジュアルなので、あまり攻めたりせず普段使いを意識してみましょう。


まずはIllustratorで作ったデザインをそのまま使用してみたり。。


パステルなオレンジカラーにしてみたり。。。



ちょっと落ち着いた色にしてみました!



ストリート向けのデザイン

最後にちょっとトレンディーなストリート向けのデザインを考えてみます。

派手めで個性的な感じにしていきたいですね。


トロピカルな感じの幾何学模様にしてみたり。。


試行錯誤は楽しいですが、だんだんよくわかんなくなってきますね笑
試行錯誤は楽しいですが、だんだんよくわかんなくなってきますね笑

さっきのドットで左右違う色にしてみましょう。

グループを複製して、一つの色展開の中に2つのグループを作ります。



それぞれ色を変更します。ドットの色は同じで、背景色を黒と白で分けてみます。



画面上のアサインツールで、片方の靴下にさっき作ったグループを適用して、左右色違いにしましょう。



 

VStitcherで3D画像を書き出してみる

気づいたら11色も色展開ができていました。。

これらをズラーッと並べて、1枚の画像に書き出してみようと思います!


整列画像の書き出し手順

前回同様に、右上のレンダリングから設定画面に入ります。

画像を選んで、配色を「全部選択」にチェックを入れて全配色を選択した状態にします。

その下にある「マルチパック(単一のファイルに結合)」にチェックを入れましょう。


アバターはなしがおすすめです。画像サイズなどはお好みで設定してくださいね。
アバターはなしがおすすめです。画像サイズなどはお好みで設定してくださいね。

しばらく待つと、なんだかプレビュー画面がすごいことになっています笑

設定できれいに並べて行きますよ~



少し引いて、正面からやや左に向かって俯瞰のアングルにしました。

3色の枠で囲ったXYZで靴下同士の間隔を設定します。

Xは横方向、Yは高さ、Zは奥行きのことで、矢印がある方が生(プラス)、ない方が負(マイナス)になってます。

この設定だと靴下たちは、X(横)方向に200mm、Y(高さ)方向に100mm、Z(奥行き)方向に-100mmズレて斜めに整列している状態です。


3Dに詳しい方向けに、VStitcherはY軸アップです。
3Dに詳しい方向けに、VStitcherはY軸アップです。

画面は横長にしてみました~
画面は横長にしてみました~

レンダリングした画像です!

並べることでコレクションみたいになりましたね。



単品画像を各色それぞれ書き出すこともできます。

配色の「全部選択」にチェックを入れて、「マルチパック」のチェックを外すだけです。



同じアングルで各色画像が書き出されました!



 

まとめ

今回は、靴下のデザインをVStitcherとIllustratorを使ってバリエーションを考えてみました。

デザインの経験がなくても、遊び感覚で色や柄を変えることができましたね!

ぜひお試しください~


また次回のお楽しみに~










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