AIでつくる似合う柄。柴犬アバターでチェックするペット服デザイン【VStitcher × ペット服②】
- 3D担当
- 1 日前
- 読了時間: 3分

はじめに
「かわいい」は柄で決まる
ペット服は、柄の印象で仕上がりが大きく変わってきます。
特に犬服は面積が小さいので、
柄のスケールや色の組み合わせ、モチーフの配置などが
似合う・似合わないを大きく分けます。
今回は、AIを使って世界にひとつの犬服柄をつくり、
前回でも登場した柴犬アバターで、
似合うかどうかをチェックしていきます。
こんな方におすすめ!
ペット服ブランド担当者
服飾系学生
Illustrator生成ベクターで柄をつくる
AIで柄をつくると、
短時間で大量のかわいい柄パターンが出せるのが最大の強みです。
特にペット服は、
「フレンドリー・親しみやすさ・かわいさ」が重要なので、
生成ベクターとの相性が抜群です。
プロンプト例
※同じプロンプトでも、全く同じ柄やロゴは生成できないので
ご注意ください。
柴犬・ペットモチーフ系
「cute paw pattern, pastel colors, soft geometric」

「bone icons, simple line art, beige and brown palette」

「shiba inu silhouette pattern, soft orange, minimal style」

かわいい系
「hand-drawn stars and circles, baby yellow and mint」

「toy block pattern, playful, colorful but soft」

名前ロゴ入り
「simple rounded font logo, dog name, cute emblem style」

とりあえず一旦生成してみて、
気に入ったものがあればそれをベースに調整しましょう。
VStitcherで色調整と似合い方をチェック
犬に似合う色に調整する
生成したベクターを書き出したら、VStitcherに取り込みます。
SVGなどのベクター形式を取り込めば、
VStitcherで色の変更が行えます。
調整するポイントとしては、
彩度を少し落として、毛色と馴染みやすいようにする。
「下の生地のテクスチャーマップを使用」にチェックを入れて、
生地感を出す。
などを確認してみましょう。

今回は赤柴風のアバターなので、
ベージュ・からし色・水色・緑などが似合いそうです。
柄の似合い方をチェック
調整が終わったら、着装状態で柄を確認してみましょう!

チェックポイント
背中心に柄がキレイに入っているか?
→飼い主が一番見る部分でメインの見せ場です。
柄のスケールは大きすぎないか?
→ペット服は基本は小さめ柄が可愛いです。
柴犬の毛色と喧嘩してないか?
→赤柴には淡い系の色味が相性がいいです。
これらのチェックポイントは、3方向からアングルを切り替えて
簡単に確認することができます。
同じ柄でも、見え方が良いポイントを探すのが楽ですよ。



バリエーションをAIで増やすと爆速で展開できる
以前の靴下の回でもご紹介しましたが、
生成ベクターは同じプロンプトでも、色やテーマ指定を変えると
あっという間にバリエーション展開ができます。
生成例
「肉球柄」× 色指定「ベージュ・ミント・ネイビー」

「骨柄」× テーマ指定

これらをVStitcherで横並び比較すると、
展開分をサンプルレスで検討できますよ。
まとめ
AIのかわいい案出し力を3Dで完成形にする
AIは、デザイン生成が得意で、
VStitcherは、完成イメージを見せるのが得意です。
つまり、この組み合わせは最強です!笑
AIでかわいい柄やモチーフをつくって、
VStitcherで色を調整して、着装イメージをチェックする。
これだけで、
ハンドメイドからブランド提案まで使えるレベルの
犬服デザインがつくれます!
それでは、また次回~