VStitcher × AIで靴下デザイン!【Illustrator生成パターンでオリジナル柄を作る①】
- 3D担当
- 4月9日
- 読了時間: 5分

はじめに
こんにちは!今回はAIとVStitcherを使って、靴下のデザインを作ってみようと思います!デザインを考えるのは難しそうですが、AIを使って簡単に作っていきますよ~
今回の目標
今回の記事では、Illustratorの「生成パターン」機能を使って、オリジナル柄を作成します!ノンデザイナーでもわかりやすく解説していくので、デザインの知識がない方でも安心してお試しください~
目次
Illustratorの生成パターンとは??
Adobe Illustratorの新機能で、キーワード(プロンプト)を入力するだけで、AIが自動で柄を作ってくれます。

いろんな柄を作ることができて、例えば「花柄」「幾何学模様」「ボーダー」「水玉」など、何でもOKです。生成された柄をそのまま使ってもいいですし、少し調整して自分の好みの柄を作るのも楽しいですよ!
生成パターンの作り方
Illustratorで生成パターンを開く
1.新規ファイルを作成する(サイズは適当でOK)

2.「四角形ツール」で適当な正方形を作る(デザインのベース)

3.生成パターンツールを開く「オブジェクト」→「パターン」→「生成パターン」を選択して、生成パターンパネルを開きましょう。

4.プロンプト(キーワード)を入力する生成パターンウインドウが出てくるので、プロンプトを入力してみましょう!今回は「レトロなドット」と入力しました。さっそく生成ボタンを押しましょう~

生成すると、AIが候補を3つ出してくれます。

こんな感じでプロンプトを変えたりして、色々生成してみましょう~さらに詳しく知りたい方は、Adobeのページを参考にしてみてくださいね。
今回は靴下向けにおすすめのプロンプトをいくつか考えてみました。
「幾何学模様」→シンプル&スポーティー
「ポップなドット柄」→カジュアルでかわいいデザイン
「シンプルな横縞模様」→どんな服にも合わせやすい
ご参考までに~
生成パターンの設定
靴下用の柄なので、柄の密度の設定やつなぎ目の調整をしていきましょう。

柄の密度が気になる場合は調整しましょう。ND値という値を調整することで、生成時に密度を調整できますよ。


シンプルな柄にしたい時は、間隔が均等な柄を選びましょう。花柄や幾何学模様などの複雑な柄は、密度が高すぎると見づらくなるので適度な間隔の柄を選ぶと良いと思います!
生成を繰り返して、こちらのドット柄にしようと思います!

データの書き出し(VStitcher用のベクターデータ)
柄が決まったら、次回3Dで確認できるようにデータを書き出します。
VStitcherはベクターデータに対応しているので、「SVG」または「AI(Illustratorファイル)」のどちらかで読み込むことができます。ベクターデータは、VStitcherの中で色の変更やサイズを調整することができるので超便利ですよ~
SVG形式→軽くて扱いやすいので、シンプルなデザインに向いている。
AI→Illustratorで編集しやすいので、細かい調整が必要な時向け。
今回はSVG形式での書き出し方を解説します!
まず、最初に描いた正方形に線があったら、線なしにしておきます。

次に、「オブジェクト」→「アピアランスの分割」→「分割・拡張」をします。もしアピアランスの分割が画像のように選択できない場合は、スキップして分割・拡張をクリックしてOKです。

ポップアップが出るので、塗りにチェックが入った状態でOKをクリック。

特に何も変わったように見えませんが、次に行きます。また「オブジェクト」→「グループ解除」、その次に「クリッピングマスク」→「解除」をクリックします。

そうするとこんな感じで、柄が増えていい感じにリピート柄で分割されています。

さっきの状態だと、全部のパスが選択されているので、一度選択ツールでなにもないところをクリックして選択状態を解除します。
そうしたら4つに分割されたパスの内、どれか一つを選択しましょう。

またまた「オブジェクト」→「ピクセルグリッドに最適化」をクリックします。

ここまでできたら、いよいよ書き出します!
「ウィンドウ」→「アセットの書き出し」でアセット書き出しツールを呼び出しましょう。

さっきの正方形をアセットの書き出しにドラッグアンドドロップして、形式を「SVG」にして書き出します!

以上で書き出しは完了です。お疲れ様でした~
まとめ
今回はIllustratorの生成パターン機能で、AIデザインの靴下の柄を作ってみました。AIを使うことで、デザインの知識がなくても簡単にオリジナルの柄を作ることができましたね!
色や大きさについてですが、実はこれらはVStitcherで調整することができるので、Illustratorでは大まかな柄の形や密度だけでOKです。
次回は、今回作ったデザインをVStitcherに取り込んで、3Dで試着とデザイン調整をしていきます。次回もお楽しみに~
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