VStitcher × AI背景でシーン別スタイル提案【VStitcherでコーデを作ってみる①】
- 3D担当
- 5月28日
- 読了時間: 5分

はじめに
こんにちは!普段、服を作っていると「服をデザインする=見た目を作る」という考えになりがちではないですか??今回は、「どこで着るか」「誰が着るか」を想像して、コーデに物語を持たせて服を作っていこうと思います!
今回のテーマは、「服を作る前に”どこで着るか”を決めると、コーデが楽しくなる!」AI背景と組み合わせる準備として、「着るシーン」から逆算してスタイリングを作るプロセスを紹介します!
今回の目標
シーン別スタイル提案第一回の目標は、3D(VStitcher)でスタイルを作成する手順をご紹介します。次回以降、AI背景と合成していきますよ~
使用ツール
VStitcher この記事で解説
Photoshop
シーンを決める
まずはどんな場所で着るコーデか、想像してみましょう~
選びやすいシーン例
街歩き(カジュアル)
カフェデート(ナチュラル&フェミニン)
フェス(カラフル・アクティブ)
美術館(モードorモノトーン系)
旅行(リラックス系)
決めるときのポイント
服の「用途」を考えると、デザインや素材の選び方が見えてきますよ!
雰囲気が伝わるキーワードをメモしておくと、あとで背景作成時にも使えます。
例えば、
「フェス→夕方→動きやすい→派手なTシャツ+ショートパンツ」
みたいな感じで、用途からどんどん連想してみましょう~
VStitcherでスタイリングを組む
クラウドライブラリからベースアイテムを選ぶ

今回は、Tシャツとショートパンツでフェスに着ていく動きやすいコーデにしてみます。
スタイリングを作る前に、アバターを準備しましょう。
今回はレディースなので、女性アバターのOliviaさんに着てもらいます。
ついでにダウンロードしたTシャツに合わせて、
ポーズをアームダウンに変更しておきます。

Tシャツとショートパンツの2つのアイテムをダウンロードできたら、
VStitcherでスタイリングを作ります。
「ファイル」→「新スタイル」でスタイリング作成画面を開きます。
※macは「VStitcher」→「新スタイル」

スタイリング画面が開いたら、左上のプラスアイコンから先程ダウンロードした
アイテムデータ(bwファイル)を追加しましょう。
選択できたら、作成ボタンをクリック!

アバターに服がめり込んでますが、着装ボタンでシミュレーションすると
しっかり着装します。

シミュレーションできました!

ちょっとTシャツの丈が長いので、短くしてお腹がチラ見えして
動きやすいイメージにします。
選択ツールの状態で、「点の編集」と「スライド」をオンにして3D画面の
Tシャツの裾をドラッグして丈を短くします。

ついでにショートパンツの位置をちょっと下げてみます。
2D画面でパンツのパーツを全部選択して、スタイリングツールで移動します。
3DGizmoの黄色い矢印をドラッグして、少しだけ下に下げます。

スタイリングができました!

デザインやカラーをシーンに合うように設定
まだ上下真っ白状態なので、フェスの雰囲気に合うようなデザインに変更していきます。
まずはショートパンツの色をライトブルーにして、シームとリベットの色も変更します。

Tシャツには、プリントTシャツのときのグラフィックをアサインします。

ここでちょっとデザインをヴィンテージ風にします。
マテリアルモードをSubstanceにして、ヴィンテージプリントにして、
透明度やカスタムパラメーターを調整します。

靴下回でやったように、色違いもいくつか作ってみました~

ここでちょっと遊び心を入れてみるのもいいと思います。
例えば、「昔好きだったアニメっぽい配色」や
「90sっぽいストリート感」みたいな感じです。
ここで個性的なテーマがあると、次回の背景合成もイメージしやすくなりますよ!
靴を追加して、世界観を強化
VStitcherのプリセットの靴を履かせて、コーデの世界観を強化しましょう。
左側3Dタブのクローゼットから、スニーカーを選んで位置を調整して履かせましょう!

ポーズを決めて動きを出す
Casualポーズにしたり、手を腰のあたりに調整すると動きのあるポーズになりますよ。
足を少し開くようにするのもいいですね!

画像として書き出す
完成したコーデを、背景合成の準備として書き出しましょう。
レンダリング(書き出し)の設定
靴下回でもやったレンダリングで画像として書き出します。
後で背景と合成するので、背景を透明の設定にするのを忘れないようにしましょう。
他にも、少し余白をもたせると後で調整しやすいですよ。
3Dビューもちょっと斜めと正面のショットを用意すると便利です!

まとめ
今回は、シーンを先に決めてVStitcherでスタイリングを作成してみました。
VStitcherでスタイリングする前に、着用シーンを先に想像すると
コーデが一気にリアルになりましたね。
書き出すときに背景を透明にしておけば、
次回Photoshopで背景と合成する準備もOKです。
次回は、PhotoshopでAI背景を生成して、服の世界観を作っていきますよ~
次回もお楽しみに~
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