VStitcher × AI背景でシーン別スタイル提案【PhotoshopAIで背景を生成する②】
- 3D担当
- 1 日前
- 読了時間: 4分

はじめに
前回の記事で、服のデザインはできましたが、
それだけだとどんな雰囲気の服??が
伝わりにくいですよね。。
そんなときに便利なのが、
AIで背景=着るシーンをつくること!です。
今回は、Photoshopの生成AIを使って、
コーデに合う背景を生成&編集するプロセスをご紹介します!
使用ツール
VStitcher (レンダリングした画像を使用)
Photoshop この記事で解説
ステップ① 背景のシーンを決める
背景をつくるときに大事なのは、
まず服に合う「場面」をイメージすることです。
これは、前回作ったコーデに合わせて決めてみましょう。

例えば、カジュアルなTシャツ×デニムなので
街歩きテーマ
東京、ストリート、昼間
シンプルな屋内テーマ
美術館、白、自然な照明
カラフルなアクティブスタイル
フェス、夕焼け、砂浜
など、どんどん合いそうなシーンやキーワードを出してみましょう~
キーワードは、「場所+時間帯+雰囲気」を意識すると
このあとの生成AIでの背景作成が楽になりますよ~
ステップ② Photoshopで背景を生成する
生成したい背景のイメージが決まったら、
Photoshopの「生成塗りつぶし」で背景を生成しましょう!
1.Photoshopで新規カンバスを作成する
まずは、Photoshopを起動して
お好みのサイズのカンバスを作成しましょう。
2.選択ツールで囲む
次に、選択ツールでカンバス全体を囲んで選択しましょう。
3.生成塗りつぶしにプロンプトを入力する
選択ツールで囲むと、下側に「生成塗りつぶし」という
ボタンが出てくると思います。
こちらに先ほど考えたイメージのキーワードを
プロンプトとして入力します。

カラフルなアクティブスタイルを例にプロンプト入力例をご紹介します。
「夕焼け、砂浜、背景、ビビッドカラー」
など、入力してみましょう。
なお、今回ご紹介したプロンプトと同じように入力しても
まったく同じ画像は生成できないのでご注意ください。
一度の生成で、3つ候補を出してくれるので
イメージに合うものを選んでくださいね。

4.生成のコツ
なかなか思い通りの画像が生成できない。。
なんてことが、何度か生成してるとありますよね。。
プロンプトを英語で入力してみる
日本語でも生成はできるのですが、単語によっては
英語のほうがより正確に生成してくれる時もあります。
今回なら、
「sunset,beach,background,vivid color」
のような感じです。
雰囲気も伝える単語を入力してみる
アウトドア(outdoor)、陽光(sunlight)、温かいトーン(warm tone)など
雰囲気も伝える単語を入れると精度アップに繋がりますよ。
人や建物の数を指定する
今回は背景画像として使用するので、すでに人がいたり
建物が目立つような画像は避けたほうがいいでしょう。
empty + 場所のキーワード
のように入力してみるとよいでしょう。
ステップ③ 背景のトーンを調整する
このまま背景画像として使ってもいいんですが、
せっかくなのでPhotoshopらしくちょっと調整してみましょう。
レイヤーパネルから調整レイヤーを追加します。
今回は、「明るさ・コントラスト」と
「色相・彩度」の2つを調整してみます。

まずは、明るさとコントラストから。
ちょっと夕焼けの暗い印象があったので、
明るさを少し上げて、よりビビッドな印象にするために
コントラストも上げました。

次に色相・彩度。
色相はそのままに、彩度を少し下げてちょっぴりエモさや
レトロさを出してみました。
明度を上げて、より明るい印象に。

最後に、「フィルター→ぼかし→ぼかし(ガウス)」で
全体的に少しぼかしを入れます。
こうすると、VStitcherでレンダリングした画像を合成するとき
よりコーデが際立ちます。

こんな感じで、ちょっと調整してみました。
並べてみると、そこまで大きな違いはないですね。。(笑)

ステップ④ 背景画像パターンをいくつか作ってみる
ここまでやってみて、背景生成のコツを掴んできたら、
他のシーンの背景も生成してみましょう。
同じ服でも、シーンによって全然違う見え方になりますよ。
例えば、先ほども例に出した
街歩きテーマ
東京、ストリート、昼間
シンプルな屋内テーマ
美術館、白、自然な照明
なんかでもやってみましょう。


いくつか背景を作っておくと、
次回のVStitcher画像と合成する時に、
「どの背景が一番しっくりくるか?」が
比較できますよ。
まとめ
今回は、Photoshopの生成塗りつぶし機能を使って
コーデに合う、背景画像を生成してみました。
この機能を使えば、ファッション誌のようなシーンイメージを、
プロンプト入力だけでつくることができます。
背景画像があるだけで、服の雰囲気をより伝えやすくなります。
まとめると、
コーデに合う雰囲気をつくれる。
加工や調整で、自分のテイストを加えられる。
次回の合成に備えて、背景ストックをつくっておく。
次回は、これらの生成背景とVStitcherでレンダリングした衣服画像を
合成して、実際の着用シーン画像を完成させていきます!
次回も、お楽しみに~
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