"動く服"を3Dで試す。ポーズ検証で見えてくるスポーツウェアのリアル【VStitcher × スポーツウェア②】
- 3D担当
- 9月17日
- 読了時間: 3分

はじめに
止まっている服では足りない
スポーツウェアは「走る」「伸ばす」「ひねる」など、
常に動きとともにあります。
でも、静止状態のビジュアルだけで服を評価してしまうと、
動いた瞬間の違和感に気付けないことが多いんです。
そこで活躍するのが、3DアパレルVStitcherのポーズ検証機能。
マネキン(アバター)にポーズをつけるだけで、
動きに合わせた服のシワ・張り・フィット感まで
可視化できるんです!
こんな方にオススメ!
スポーツアパレル企画担当
パタンナー
教育機関関係者
スポーツアパレルに関心のある学生
ポーズをつけるだけで見える違い
VStitcherでは、アバターに様々なポーズを設定できます。
例えば、ランニングフォーム(腕を振る、足を伸ばす)

ヨガのポーズ

バスケのポーズ

これにより、特定の動作時の服の状態を確認できます。
見えるポイント
肩や脇の突っ張り感
腰回りや膝の余りやシワ
背中や裾の浮き・たるみ


切り替え線やパネル配置のチェック
スポーツウェアでは、
通気性のためのメッシュパネル
摩擦を避けるための切り替え
伸縮素材と固定素材の組み合わせ
などの設計の工夫が多いジャンルですよね。
VStitcherなら、これらを3Dで反映しながら
「実際に動いた時にどう見えるか」を確認できます。
例えば、
腕を上げるとメッシュ部分がどこまで露出するか?

切り替えラインが身体の動きを妨げていないか?

ストレッチ生地はしっかり伸びているか?

比較がすぐできるのも強み
A生地とB生地の服を同じポーズにして並べると、
動作中の快適さや見え方の差が一目瞭然です。
A生地ではフィット感が強いけど、全体的に突っ張る。

B生地では、ストレッチ性が高く着圧が弱く出る。

普通の画像比較ではわからないストレッチ性を、
着圧マップなどの機能を使用して早い段階で共有できます。
実務での使い道
開発会議でのデザイン検証資料に
学校で「動きを考えた服づくり」を学ぶ教材に
営業プレゼンで「この服は動いても快適」という説得材料に
「見せる」だけでなく「検証する」ための3Dは、
スポーツアパレルにとってまさにうってつけの武器になります。
まとめ
動きを見ると、服の設計が変わる
動作中のフィット感や機能性は、
普通の画像だけでは絶対に伝わらない要素です。
VStitcherを使えば、動きを想定した3D検証が
誰でもできるようになります。
結果として、試作の段階で修正が減り、
開発スピードもアップ!
何より、「着る人のリアルな快適さ」に直結する
大きな価値があります。
次回は、AIで生成したグラフィックと機能性パターンを
どう融合させるか?
デザイン性と機能性を両立させる方法をご紹介します!
それでは、また次回~
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