実際どう使ってる?EC担当のためのVStitcherワークフロー公開!【VStitcher × アパレルEC④】
- 3D担当
- 5月21日
- 読了時間: 5分

はじめに
前回までの記事では、VStitcherの概要やメリット、
導入方法を紹介してきました。
でも実際のところ、
「どうやって作業するの?」「どんなアウトプットができるの?」
って気になりますよね。
今回は、1アイテムを3Dで作成する流れをワークフロー形式で紹介
しながら、ECでの活用例もセットでお見せします!
3D制作ワークフローの全体像
今回は3D制作の大まかな流れをご紹介します。
さらに詳しいフローは、導入トレーニングでみっちりお教えするので、
ご関心のある方は、ぜひお問い合わせください。
ステップ1: パターンデータの受け取り
デザイナーまたはパタンナーから、DXF形式などで
パターンデータを受け取ります。
多くの2DパターンCAD(クレアコンポなど)は、
DXF形式での書き出しに対応していますよ。
他には、仕様書や生地や付属の情報や、
着用モデルの寸法情報も受け取りましょう。
ステップ2: VStitcherに取り込み→服を着せる
パターンを読み込んで、服を縫い合わせて組み立てます。
パーツの端が、どことくっつくのか想像しながら設定します。
パターンの知識がないと、最初は難しく感じますが、
慣れてパターンがわかってくると、サクサク操作できますよ~
最初はパーツ数が少なくて、シンプルなアイテムで
慣れるのがおすすめです。

組み立てができたら、次にアバター(モデル)を選択します。
アイテムに合った性別、寸法や身長を設定しましょう。

いよいよシミュレーションの準備をします。
各パーツを体の部位に当て込んで、シミュレーション準備をします。

シミュレーションボタンを押すと、平面だったパーツがくっついて
どんどん服の形になっていきます。

ステップ3: スタイリング&ディテール調整
服の組み立てができたら、細かいところを詰めていきましょう。
例えば、色展開をつくったり、ステッチや付属を変更したり・・・

ライティングの設定もできます。
実際の撮影時と同じような、ライトの配置をすることだってできますよ。

ステップ4: レンダリング(アウトプット)
ここまで来たら、いよいよレンダリングしていきます。
形式は、画像(静止画)、動画(アニメーション)、GIF(回転アニメ)など
いろいろな形式に対応しています。
画像なら、白背景や透明背景が選べるので、商品ページ用に最適です。
アバターの有り無しも選べますよ。

GIFなどの回転アニメーションなら、
LPやSNS用にも使えそうですね。

カラバリがある時は、
一つの画像にまとめて出すこともできますよ。
靴下の回でも紹介しているので、そちらもご覧ください。
もちろん、バラバラの画像でそれぞれ書き出すこともできます。

動きがほしい時は、アニメーションやポーズ変更で対応しましょう。

活用事例
では、アウトプットしたデータをどう使っていくかも解説していきます。
商品ページにそのまま使える!
撮影した実物写真と並べて、着用感や後ろ姿を3Dで補足
することもできます。
「正面からしかわからなかった服のシルエットが、ぐるっと見えるように」
なることで、購入者の安心感がアップします!

さらに、モデルの身長を変えたパターンを出力すれば、
「低身長の自分にはどう見える?」
という疑問にも応えられるようになりますよ。

SNSでの訴求力がグンと上がる!
静止画だけじゃ伝わりづらかった「動きのあるシーン」や
「着たときの質感」も、3Dなら動画やGIFで自然に表現できます。
例えば、1周くるっと回転するアニメーションを使えば、
インスタのリールやXのタイムラインでも視覚的に目立ちますよ!

他にも、「このドレープ感、伝わるかな?」というテキストと一緒に
3D動画を投稿したり、
カラバリ比較を左右分割で見せるGIF、なんかも良さそうですね。
展示会・商談・プレゼン資料にも!
サンプルが未完成な段階でも、完成イメージを見せて商談を進める
ことができます。
展示会用のカタログや、社内MD会議の資料でも
「ビジュアルで伝える」力は強力ですよ。
特に、全身コーデ提案やスタイリング例を3Dで表現すると、
実物を並べなくてもかなり説得力のあるプレゼンが可能になります。

例えば、
商談先への提案PDFに3Dルックを差し込んだり、
社内チャットツールにGIFを投稿して、「この形どう思う?」と
共有して意見を募るなど、
まだまだたくさんの活用方法があります。
「撮影したものを加工して使う」から
「そもそも3Dで、見せるものをつくる」へ。
そんな転換が、VStitcherなら現実的にできてしまいます。
まとめ
VStitcherの魅力は、
「リアルに近い見た目」をつくれるだけではありません。
その見た目を業務にそのまま使える形で出力できるところに
EC担当者としての、強い味方になるポイントがあります。
画像、動画、GIF、さらにはサイズ違いやカラバリまで。
一度3Dを制作すれば、「実物なし」でも商品ページやSNSが完成する世界が
待っています!
そして何より、
「これなら私たちでも使えそうかも」
と思っていただけたなら、それが一番うれしいです。
さらに詳しく知りたい方は、
ぜひお問い合わせください!
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