3D導入はなぜ失敗するのか?「ツールを入れれば解決する」と思ってしまう【VStitcher × 失敗例①】
- 10 時間前
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はじめに
アパレル業界でも、
3Dツールを導入する企業は少しずつ増えてきました。
サンプル削減
リードタイム短縮
デジタル化
こうした目的で導入されることが多いと思います。
ただ、実際には
「導入したけど、うまく使われていない」
という話もよく聞きます。
3Dツールそのものが悪いわけではありません。
むしろ多くの場合、
導入の仕方に原因があります。
今回から、
アパレル企業でよく起きる
3D導入の失敗例をテーマに、
そこから見えてくる
現実的な導入方法を整理してみたいと思います。
こんな方におすすめ!
アパレル企業経営者
アパレル業界関係者
服飾系教育機関関係者
よくある失敗①
「ツールを入れれば解決する」と思ってしまう
3D導入で一番よくあるのが、このパターンです。
例えばこんな流れです。
3Dツールを購入する
↓
数人にライセンスを配布する
↓
使い方を少し研修する
ここまでやって、
「これで3Dが回り始めるはず」
と期待します。
でも実際には、
いつの間にか使われなくなる。
一部の人しか触らない。
結局サンプル制作は変わらない。
という状況になりがちです。
なぜこの問題が起きてしまうのか
理由はシンプルで、
3Dはツールではなく
「ワークフローの変化」だからです。
従来のアパレル企画は、
多くの場合こんな流れです。
デザイン・企画
↓
パターン作成
↓
サンプル作成
↓
修正の繰り返し
↓ ↑
再サンプル作成
↓
製品化
ここに3Dを入れると、
デザイン・企画
↓
パターン作成
↓
3D確認で修正
↓
サンプル作成(最低限)
↓
製品化
というカタチに変わります。
つまり、
仕事の順番が変わります。
ツールだけ導入しても
仕事の流れが変わらなければ、
当然ながら
現場では使われません。
もう一つの原因
「会社全体で使おう」としてしまう
もう一つよくあるのが、
最初から
会社全体で使おうとすることです。
全ブランド
全企画
全部署
これをやろうとすると、
ルール作り
教育
調整
などが一気に増えます。
結果として、
導入のハードルが上がりすぎます。
うまくいく企業はどうしているのか
実際にうまくいっている企業は、
かなりシンプルな始め方をしています。
それは、
「小さく始める」
ことです。
例えばこんなカタチです。
1アイテムだけ
1企画だけ
1チームだけ
例えば、
デザイナー
パタンナー
MD
この3人で
1企画だけ3Dで確認してみる。
それだけでも、
シルエット確認
ボリューム確認
サンプル修正の減少
といった効果は十分見えてきます。
3D導入は「ツール導入」だけではない
3D導入を考えるとき、
どうしても
ソフトウェア導入の話になりがちです。
でも実際には、
3Dは考え方の導入
に近いものです。
つくる前に判断する
立体で確認する
修正を3Dで行う
この考え方が共有されていくと、
自然と3Dは現場に馴染んでいきます。
まとめ
3D導入で一番多い失敗は、
「ツールを入れれば変わる」と
思ってしまうこと。
でも実際には、
小さく始める
チームで試す
少しずつ広げる
この順番のほうが
現場には定着しやすいです。
次回は、
「3D担当者を一人だけつくってしまう」
という、もう一つの
よくある失敗について整理してみます。


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