3D導入はなぜ失敗するのか?「3D担当者を一人だけつくってしまう」【アパレル3D失敗例②】
- 3 日前
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はじめに
うまくいかない企業に共通する構造
前回の記事では、
アパレル企業の3D導入でよくある失敗として、
「ツールを入れれば解決すると思ってしまう」
というケースを紹介しました。
もう一つ、かなり多いのが
「3D担当者を一人だけつくる」
というパターンです。
一見すると合理的に見えますが、
実はこれ、
3Dが定着しない企業にとても多い構造です。
こんな方におすすめ
アパレル企業経営者
アパレル企業人事担当
服飾系教育機関関係者
よくある導入のカタチ
企業で3D導入を検討すると、
こんな流れになることが多いです。
社内で3Dに興味のある人を探す
↓
その人を3D担当にする
↓
ツールとして使える人として運用する
ここまでだと自然な流れです。
ただ、その後に
こんな状況が起きがちです。
3D作業がその人に集中する
↓
他のメンバーが触らない
↓
「3Dはあの人の仕事」になる
結果として、
社内の共通ツールにならなくなってしまいます。
なぜこの問題が起きるのか
理由はシンプルです。
3Dは、一人の仕事ではないからです。
アパレルの企画は、
基本的にチームで動いています。
例えば、
デザイナー
パタンナー
MD
生産
この流れの中で、
3Dが使われる場面はたくさんあります。
シルエット確認
ボリューム確認
修正判断
プレゼンなど。。。
つまり、
誰か一人の専門業務ではありません。
3D担当者が孤立してしまう
一人だけ3Dを使っている状態だと、
よく起きるのがこの状況です。
3D担当者
「ここちょっと重く見えますね」
周り
「へえ」
これだと、3Dの価値が共有されません。
結果として、
意見が反映されない
仕事が増えるだけ
モチベーションが下がる
そして最終的に
3Dが止まってしまいます。
うまくいく企業のやり方
3Dがうまく回っている企業は、
一人に任せていません。
代わりにやっているのは、
小さなチーム化です。
例えばこんなカタチです。
デザイナー
パタンナー
MD
この3人で
一つの企画だけ3Dで確認します。
すると、
デザイン視点
パターン視点
商品視点
が、一緒に見えるようになります。
3Dは「共通の画面」でつくる
3Dの一番大きな価値は、
実はここです。
同じものを見ながら話せることです。
平面の仕様書だけだと、
想像
経験
感覚
で、会話することになります。
でも3Dがあると、
「ここちょっとボリュームが出過ぎてない?」
という話が
全員同じ画面でできます。
これは、チームの意思決定をかなり変えます。
まとめ
3D導入でよくある失敗の一つが
「3D担当者を一人だけつくること」
3Dは、専門職のツールというより、
チームで共有するツールです。
一人に任せるのではなく、
小さなチームで試す。
このカタチのほうが、
現場には定着しやすくなります。
次回は、
「最初から完璧を目指してしまう」
という、
もう一つのよくある失敗について整理してみます。
それでは、また次回~

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