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小さな服だからこそ、3Dで見せたい。VStitcherで考える子供服設計【VStitcher × 子供服①】

  • 執筆者の写真: 3D担当
    3D担当
  • 2 日前
  • 読了時間: 3分
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はじめに

成長する服、つくれていますか?

子供服のデザインって、かわいさだけじゃないですよね。

  • 着やすさ

  • 動きやすさ

  • 成長に合わせたサイズ感

  • 紐やボタンなどの安全性


これらをすべて考えながらつくるのは、意外と難しいです。

しかも子供の体型は年齢(月齢)によって大きく違います。

そんなときに役立つのが、VStitcherを使った3D設計です!

「着る前に、着た姿を確認できる」から、

成長と安全を見える化できます!


こんな方にオススメ!

  • 子供服ブランド担当者

  • 服飾系教育機関関係者

  • 服飾系学生

  • ファミリー向け商品企画担当



年齢別アバターでサイズを検証

VStitcherには子供アバターがプリセットで用意されてあり、

身長・月齢・寸法を指定して、

リアルな体型に近いモデルをつくることができます。


3歳(96cm)


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6歳(110cm)


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10歳(140cm)


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この3体に同じデザインを着せて比較するだけで、

「どのサイズで、どの動きに制限が出そうか」が直感的にわかります。

→特にTシャツやワンピースなど、丈や袖の長さの微妙な違いも

 3Dで確認できます。



ゆとり量の確認と成長の想定

2Dパターンだと見落としがちな成長ゆとりも、

VStitcherなら立体的に確認できます。


胸まわり・袖ぐり・股上のフィット感


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腕を上げたときの突っ張り感


黄色くなっている部分が引っ張られている部分です。
黄色くなっている部分が引っ張られている部分です。

座ったときに引っ張られないか


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例えば、ワンサイズ上のアバターに同じ服を着せてみることで、

「来年も着られるかな?」をデザイン段階で確認できますよ。



安全性チェックにも3Dが役立つ

子供服では「見た目がかわいい」だけでは済まない部分があります。

特に以下のような安全基準を考慮する必要があります。


紐やコードが長すぎないか(首に絡まないか)


紐パーツの長さの調整と確認ができます。
紐パーツの長さの調整と確認ができます。

装飾が邪魔にならないか


歩いたときにフラップが腕に引っかからないかを確認。
歩いたときにフラップが腕に引っかからないかを確認。

VStitcher上で実際のサイズ比を見れば、

紐の位置・フードの深さ・ポケットの大きさまで確認できます。

物理的な危険をデザイン段階で防げる可能性を上げるのが大きな利点です。


※あくまでも見た目の判断基準としてご活用いただくもので、

 実際の安全性を保証するものではありません。



ブランドや学校での使い方

ブランド開発現場で

サンプル前に着用シルエットを可視化


サイズ展開のバランスをチームで確認


教育現場で

学生が年齢別の服設計を学ぶ教材として活用


どちらでも、3Dで見える服づくりを体験できます。



まとめ

小さな服ほど、3Dが大きな力を発揮する

子供服は「かわいさ」と「安全性」、

そして「成長への余裕」をバランスよく両立させるのが

難しいジャンルです。

VStitcherを使えば、


  • 体形差やサイズ感の見える化

  • 成長ゆとりのシミュレーション

  • 安全性のチェック


それらがすべてデジタル上で完結します!

小さな服をつくるつことは、実はとても繊細な仕事です。

だからこそ、3Dで先に見て考えるデザインが力を発揮するのです。


それでは、また次回~


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