同じデザインでもここまで違う?素材を3Dで着せ替えて比較してみた【VStitcher × スポーツウェア番外編】
- 3D担当

- 10月8日
- 読了時間: 3分

はじめに
素材ひとつで印象は変わる
スポーツウェアは、デザインそのものよりも素材の選び方で
印象も機能もガラッと変わります。
吸汗速乾のメッシュ素材
伸縮性のあるストレッチニット
厚手のコットン素材
でも、カタログの小さなスウォッチや平面の布では、
実際に服になったときの見え方がわかりにくいですよね。
そこで今回は、VStitcherを使って「同じデザインを素材違いで
3Dシミュレーション」してみました!
こんな方にオススメ!
スポーツアパレル企画担当
服飾系の学生
材選定に関わる方 →デザインは決まったけど素材で迷っている時の参考になれば
素材を切り替えるだけでリアルに変化
VStitcherには多くの生地素材のプリセットデータが存在しています。
これらはユーザーであれば追加料金なしで使い放題です。

例えば、同じデザインのロングTシャツに、
以下の素材を適用してみます。
薄手ポリエステルメッシュ
ストレッチジャージ
厚手コットン

それぞれ落ち感・シワ・シルエットが違うのが
しっかりとシミュレーションにも反映されていますね。
比較してみた:素材別の印象
薄手ポリエステルメッシュ

軽い 素材には物性パラメータがあり、軽い素材はめつけの値が小さいです。
メッシュによる透け感
ストレッチジャージ

ハリがあり、スポーティな印象
腕を伸ばすとピンっと張る様子が再現される 着圧マップを表示するとよくわかります。
色が付いている範囲が広いと、身体に当たっている圧が強いので
ストレッチの方がよくフィットする素材なのがわかります。

厚手コットン

重さで裾がストンと落ちる
日常よりのカジュアル感
まったく同じデザインですが、素材によって
見た目も用途の印象も全然違いますよね。
実務でのメリット
素材選定会議で、実物スウォッチ+3Dシミュレーションを並べると 納得感アップ
営業資料で「同じ型の素材別提案」として提示できる
学校でも「素材による違い」を直感的に学習できる教材に
試作をつくる前に「ほぼ実物の違い」を見せられるのは、
コスト削減にも教育にも役立ちます!
まとめ
素材選びも3Dで見える化する時代
スポートアパレルは、デザイン × 素材 × 動きのかけ合わせで完成します。
VStitcherを使えば、その「素材が変わるだけで印象がどう変わるか」を、
瞬時に比較ができるようになります。
これによって、「サンプルをつくらないとわからない」時代から、
「3Dで見るから選べる」時代に変わりつつある証拠です。
それでは、また次回~
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